腸に優しい給食。世界を巡る:韓国編(2025年4月11日)

とよの保育園は、給食に力を入れています。

子どもたちの健全な知育や体格の形成にとって、最も根本的なものが「食事」です。特に、0歳から6歳までの身体の基礎がつくられるこの時期には、脳の発達にも食事が大きく関わることがわかっています。

なかでも「腸」は、人間の健康をつかさどる重要な器官であり、近年では脳との関係にも注目が集まっています。

「腸活」や「腸内フローラ」といった言葉を耳にする機会も増えてきましたが、とよの保育園では、数年前から食育の一環として、腸の健康を意識した取り組みを続けてきました。

給食では、食物繊維を多く含む海藻類・豆類・大麦・根菜類・葉物野菜に加え、乳酸菌や発酵食品などを、子どもたちが食べやすいよう工夫して提供しています。

食事の時間も、子どもたち一人ひとりの気持ちを大切にしています。

「どれくらい食べたいか」「今は食べたくないか」など、子どもたちの気持ちを尊重しながら、先生が対話を通じて食事を提供しています。

野菜が苦手な子や、見た目で好き嫌いを判断してしまう子もいます。そんなときは、初めての食材や苦手な野菜が出てきたときに、「少しだけチャレンジしてみようか」とやさしく声をかけます。

食べてみて、「美味しい!」と感じると、最後には「おかわり!」なんて声が聞こえてくることも珍しくありません。

午前の外遊びから帰ってくると給食展示ケースに今日の給食が並んでいます。

すると、早速展示ケースに覗き込んで今日の給食を確認する子ども達。保育園にいる時間の中でも給食の時間は楽しみの時間のようです。

今年から給食室からの提案で本来の「腸に優しい給食」に加え、「世界を巡る給食」「日本各地を巡る給食」という企画が始まります。

地域によっては職員の我々も聞いたことのない食事が提供されるようです。今から楽しみですね。